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新たな工事がスタートしました

壊すことは創造すること

 先週から新たな工事がスタートしました。

 今回始まった工事は、3部屋の解体+リノベ工事です。メンバーのKanade Laboと相談しながらすすめています。新たな空間を創造するにはまず、生まれてくる空間を想像し、アイデアを具体化し、設計図面に落とし込み、そして実際に工事という作業が必要です。RRPがはじまってから、工事の度に感じることは、解体前の不安と解体後のワクワク感です。わざわざ壊さなくてもすでに空間として成立している従来タイプの賃貸空間を、壊してしまうことへの罪悪感は否めません。

お部屋を解体する前は、そんな罪悪感からかいつも不安でいっぱいです。

 しかし解体工事が終わってしまえば、何もない空間の可能性を感じ心からワクワクしてくるのです。

 今回の3部屋は、「キッチンアトリエ」と「音楽ルーム+暗室」、「入居者のアイデアを取り入れたお部屋』を予定しています。

 RRPは今後、通常の賃貸ルームだけではなく、時間貸しやテーマ性をもった空間作りに挑戦していきます。従来の賃貸からすればリスクとしか思えない事柄に敢えてチャレンジしていきます。

不安がないといえば嘘になりますが、不安を抱えながらでもテーマ性に面白さを感じますし、何よりやってみたいという気持ちなのです。

 このRRPの新たな挑戦を、住み手の方々と協力しながらうまくやっていくこと。いつかそんな状況が実現できたなら、今回のプロジェクトを実行した意味があったのだと思えるでしょう。

プロジェクトの性質上、すでにある空間を最大限に活用していくことが大前提になります。足りない事ばかりですが、不足している事や不便な事をやりくりしていこうと思えるような人でなければ、RRPに加わることはおすすめしません。RRPにかかわる人々は、共に協力しながら今ある資源を最大限に活かしていこうと思える人たちの新たなコミュニティとなるよう努力していきたいと思います。

 RRPは様々な制約の中でプロジェクトを進行中です。今後のRRPの進化にご期待ください。