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モデルルームに暮らしてみる

RIKYU 202 model room

 この数日、つい先日完成した202号室にばかり滞在しています。せっかく完成しても空室にしていたら、ビジネスとして成り立たないのは理解しています。でもまだ募集するつもりはないのです。この部屋はプロジェクトメンバーとRRPについて話し合いをはじめた、初期段階のコンセプトが生きています。

 それは「自分たちもふくめて具体的にイメージがわかないから、とにかく一室つくってみよう」「うまくいくか失敗するかわからないけど、とにかく体感しながら実験してみよう」というコンセプトでした。

 それから時が経ちようやく部屋が完成しました。あの時の想いとともに今、この空間を体感しています。まだシャワーもコンロも使用していませんし、この部屋で朝まで過ごしたことはありません。まだ体感すべきことはたくさんあると思いますが、そうだとしてもここ数日の体験を通してこのように感じます。

 「思っていた以上に快適」「土間はやはり無駄ではなくとても良い」「広く感じる」

 手前味噌ですが、この初の実験空間がとても快適なのです。部屋に慣れてくるに従って、不便な箇所を発見していくと思います。それは今後の部屋のための大切なポイントとしてピックアップしていこうと思います。

 解体から工事の初期段階に想像していた、少しインダストリアルな雰囲気に仕上がるのではないか、という想いとは裏腹に、この部屋はとても北欧的な空間になりました。これまで過去2回ほどコペンハーゲンを中心に北欧に旅した事がありますが、 Airbnb で滞在したあの時の雰囲気を感じるのです。照明が暗めであることが要因であるとは思いますが、それだけではない空間全体がかもしだす雰囲気が北欧っぽいのです。

 これから工事を開始する予定の部屋が、モデルルーム202のような空間になるとは決まっていませんが、RRPが提供できる空間の一例として、さらに新しい賃貸空間としての可能性として、十分に魅力をお伝えできる空間になったと思います。しばらくは募集せず、プロジェクトメンバーを中心に商品としてのRRPの部屋空間がどのようなものなのか、まず自分たちが体験してみます。

 そして近い将来、新たにRRPのコミュニティメンバーになってくれるまだ見ぬ人たちとの出会いを楽しみにしながら、さらに改善努力していこうと思います。